公園だより

公園スタッフから、日々のできごとやお花の情報などを発信しています。

9月の自然観察をしてみよう

和光樹林公園内に、掲示板があるのをご存じでしょうか。
掲示板には、事務所からのお知らせやイベント情報、県からのお知らせの他に、
ボランティア団体「野の花の会」さんが自然観察のチラシを毎月作ってくださる自然観察ポスターも掲示しています。

9月は「花いっぱい いきもの探し原っぱを探検しよう!」という題名です。
どのようなお花なのか、実際に観察してきました。

・野の花の会
2016年に和光樹林公園やその近隣の植物保護や調査、環境教育を目的として
設立された団体です。和光樹林公園所属ではなく有志の方の団体です。
→野の花の会HP

まずはキンミズヒキ【金水引】を見つけました。
黄色の小さい花がかわいらしいです。
花は8〜10月ころに咲いているそうです。

次に、オトギリソウを見つけました。
漢字は【弟切草】と書き、鷹匠の兄弟が秘密にしていた薬草を、弟が密かに洩らしてしまったことに激怒し、弟を切り捨ててしまったという伝説が由来となっています。

次はオトコエシ【男郎花】です。
白い小さなお花が密集して咲いています。
似たような漢字を書くオミナエシ【女郎花】というお花から対比させて、和名がつけられました。

ワレモコウ【吾亦紅】です。
小花が集まって咲いているように見える部分は、花びらではなく葉っぱが変化した萼(がく)と呼ばれる部位になります。

ツリガネニンジン【釣鐘人参】です。
花は釣り鐘形で、下向きに咲いているのが特徴です。

いかがでしょうか。
皆様も自然観察の掲示を参考に、観察してみてください。

ツルボが見ごろをむかえています

9月に入り、まだまだ残暑が厳しい日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
和光樹林公園では、夏の終わりを感じるツルボが見ごろをむかえています。
ツルボは8-9月に咲き、球根部分は薬や化粧品として使われることもあるみたいです。

特に生きもの探し原っぱでは、多くのツルボを見ることができます。

他にも公園内のさまざまな場所に咲いていますので、ぜひ探してみてください。

ハチクイズに挑戦しよう!

~ミツバチについて考えてみませんか~

今年の初夏くらいまで、和光樹林公園にはニホンミツバチの巣がありました。
残念ながら、今はどこかに引っ越してしまいましたが、ミツバチについて考えてみませんか?

ミツバチのことを知るために、ハチクイズに挑戦しよう!
ニホンミツバチの巣があった場所付近に、クイズを設置しました。

答えはどちらでしょう?
正解は・・・

上記クイズがある場所に行き、実際にクイズの答えをめくってみてください!
クイズは何か所かあります。
ぜひ探してくださいね。

和光樹林公園内でニホンミツバチを見つけたら、やさしく見守ってあげてください。
そして巣を見つけたら、ぜひ教えてください!

夏の和光樹林公園を紹介します(その2)

青い空、輝く太陽、照らされる木々、絶え間なく響くセミの合唱、あなたの思い浮かべた夏の風景がここにあります。
7月にも夏の和光樹林公園の様子紹介ブログをアップしましたが、今回はその続編です。

和光樹林公園でBBQ
和光樹林公園には、事前予約制でBBQをすることができる広場があります。
ひと夏の思い出にご家族でBBQを楽しんでみませんか?

予約や詳細などはこちらのHPまでhttps://www.herofield.com/bbq/wakojurin/

7月のブログで紹介したコキアが成長しました。
丸く大きくなって、みなさまをお待ちしております。
ぜひ、南駐車場を上がってすぐの三角花壇をご覧になってみてください。

以下、夏の和光樹林公園と新座緑道の風景です。

↑新座緑道

↑800mジョギング・ウォーキングコース

↑公園中央の桜並木

まだまだ暑い夏は続きますので、水分補給や休憩などをお忘れなく。
また、新型コロナウイルスが再拡大しています。
3密回避にもご協力をお願いします。
みなさまのご来園をお待ちしております。

セミの羽化観察をしました ※虫が苦手な方はご注意ください

和光樹林公園にはさまざまな生き物たちが暮らしています。
その中でもこの時期、セミたちは大活躍中です。
そんなセミの羽化の様子を、「和光樹林公園 野の花の会」さんとともに観察してきました。

・和光樹林公園 野の花の会
2016年に和光樹林公園やその近隣の植物保護や調査、環境教育を目的として設立された団体です。和光樹林公園所属ではなく有志の方の団体です。
→野の花の会HP

観察の様子

観察は8月6日、19時から始めました。
セミの抜け殻はたくさん見かけますが、羽化するところは見られるか不安でした。

羽化しそうなアブラゼミたちを見つけることができました!(19:20)
右の写真は抜け殻の上で羽化するようです。
夜の虫たちの鳴き声を聞きながら、観察を続けていきます。

背中が白くなってきました。(19:25)
触りたくなりますが、お触りは厳禁です。

体の半分以上が出てきました。(19:30)

体がだいぶ出てきました。(19:45)
つい頑張れ!と声をかけてあげたくなります。
小さな羽も見ることができますね。

全体を出すことができました!(20:10)
この後乾ききると、おなじみの色に変化します。
よく頑張りましたね。

上の子たちが羽化を終えたころ、少し遅れて地面を歩いているセミを見つけました。
目がかわいらしいです。
立派に羽化ができるよう応援しているよ。

来年は観察イベントへ

今回のセミの羽化観察は大成功でした。
来年はぜひ羽化観察イベントを実施したいと考えています。
その際は皆様のご参加を心よりお待ちしています。

観察を終えてのまとめ

成虫のセミはうるさいし、急に飛んでくるし、死んだふりしているし…。
好きじゃない方もいるかと思います。
しかし、羽化の観察を通してセミの見方を変えることで、「頑張って生きているんだな」と思えるかもしれません。
先入観にとらわれず、さまざまな視点を持つことで、新たな発見があるかもしれませんね。

さて、今回観察したセミたちは、元気に飛び立つことができたのでしょうか…?