屋上緑化コンクール国土交通大臣賞を受賞した
大規模人工地盤緑化の花みどり管理

みどりの維持・管理

ホテル

ザ・プリンスパークタワー東京

2005年に徳川家霊廟跡に存在した「芝ゴルフ場」跡地に開業した本ホテルは、東京都市計画芝公園整備事業の一環の特別許可事業です。敷地の80%が公開され、都・区民に安らぎと潤いを与え、また災害時の安全を確保できる都心のオープンスペースともなっています。シンボリックな楕円形の芝生広場を取り囲む数多くのバラや、多くの花木や草花で華やぎを、また、かつての霊廟入口の惣門(重要文化財)を軸とした重厚な歴史的景観とも合わせて、魅力ある空間の維持に努めております。竣工後約10年を迎えますが、緑地のほとんどが人工地盤上であり、経年の植物の生育や適合性にも留意つつ、エリア全域に対して管理グレードを設定して特に日常の巡回型グリーンサポートを重視しています。

楕円形の芝生広場は広い歩道が外周にあり、さらにその外側がバラ植栽地となっています。芝生は主に休憩の場として活用されており、常に良好な状態を保っています。ここは地下の宴会場の上部の人工地盤です。

庭園内のバラはハイブリットティーローズや修景バラで5月、10月と楽しめます。庭園の一角は草花も補植してイングリッシュガーデン風に修景され、特に女性に人気のスポットになっています。

園路沿いは季節に応じた一年草やクリスマスローズ、宿根系のペチュニアなどが楽しめます。また各所に配置されたコンテナも季節の特色を活かしておしゃれにアレンジしています。

本バラ園の特徴は無農薬栽培であることです。地道に樹勢をつけ、虫がいれば捕殺し、ら病した枝葉の速やかな除去を継続してきた地道な結果です。遠方に隣接の増上寺が見えますが全く違和感は感じられません。

日比谷通り側からの出入り口には惣門があり、土地の歴史が感じられるゾーンです。大階段両側はツツジ、西洋シャクナゲとカエデの植栽に包まれています。

惣門をくぐり大階段を上がるにつれ、東京タワーを垣間見ながらバラ園のあるオープンスペースに至ります。階段の途中から人工地盤が始まります。

宿泊棟からは大壁泉が相対し、その上部に東京タワーが望めます。ラウンジやレストランからは、水の表情や水音とともに軽やかな樹木のそよぎや水辺の草本植栽によって潤いを感じていただけます。

環状3号線側から入るメインエントランス空間は、両側が芝公園となっており、両側の斜面とも公園と融合する植栽となっています。管理グレードの高いゾーンです。

メインエントランス向かって右側の斜面は、ツツジを意匠的に植栽しています。継続的な潅水、施肥、除草、刈込み作業が重要となります。

メインエントランス側から北側の芝生広場側を接続する園路沿いはアジサイの小道となっています。散策する方々のために、四季折々の修景を演出しています。

件名
ザ・プリンスパークタワー東京
所在地
東京都港区芝公園4-8-1
事業主
株式会社 プリンスホテル
発注者
株式会社 西武SCCAT(2012年以前は株式会社プリンスホテルより)
竣工時期
2005年
契約期間
2005年度より継続
規模
37,751㎡(面積)/21,088㎡(緑化面積)

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