大径木や古木の移植に先立っておこなう移植準備の工法

ソリューション

緑地管理技術

(樹木の根上り防止対策に先立つ)根回し工

移植のために移動可能な新たな根鉢を形成する際や伸長した太根を切除しなければならない際に、太い側根の切り口から健全な根系を発育させる工法。根回し工は環状剥皮にて発根を促し、支持根を保持しつつ別工期にて根の切断をおこなう。根回し適期は植物の生育旺盛期前で、樹木形状・樹種等により1、2年の発根時期を見込みたい。
(事例:西武鉄道 玉川上水駅付近 樹木:ソメイヨシノ H16.0m C2.0m W10.0m)

ニーズ

大径木の移植時や舗装を持上げている樹木の太根を切断せざるを得ない工事に先立って行う根系の処理方法。

模式断面図

現況画像

大径木の片側は新築建物に官民境界側は歩道を持ち上げている状況。

施工手順:1

主たる側根を丁寧に掘削し、環状剥皮の施工箇所を露出させる。

施工手順:2

ナイフにて環状剥皮を行い、消毒・発根促進剤を塗布する。

施工手順:3

水苔にて対象部を巻き、軽石、黒土のミックスにて埋め戻す。

5か月後。発根確認状況。

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